ご 挨 拶 |
近年のICT(情報通信技術)の進歩と社会への浸透は、今までの予想を大きく上回る速度で
日々の経済活動や日常生活を変えつつあります。ブログやSNSなどにより、住民が簡単に世
界へ向けて情報を発信したり、携帯電話で電子マネーの利用やインターネットアクセスをする
など、ユビキタスネット社会の到来を感じています。
わが国においては、2001年1月に「e-Japan戦略」を策定したことを皮切りに、いつ
でも、どこでも、誰でもICTの恩恵を実感でき、真にあらゆる分野における創造的かつ活力の
ある発展が可能となる社会の早期実現に向けて取り組んでいます。政府では、2007年4月に
決定された「IT新改革戦略 政策パッケージ」の中で「効率性・生産性向上と新価値の創出」
「健全で安心できる社会の実現」「創造的発展基盤の整備」を目標として国・地方の包括的な電
子行政サービスの実現や健全で安心安全な社会の実現に取り組んでいます。
また、総務省においては、2010年に世界最先端のICT国家として先導することを目標とす
る「u−Japan政策」を推進しており、「安心・安全なユビキタスネット社会の実現」「I
CT利活用の高度化」「ユビキタスネットワーク整備」等を柱として、子どもの見守りシステム
の普及やテレワーク人口の増加などにより様々な社会的課題の克服に役立つユビキタスネット社
会の実現を目指しています。
開催地であります北海道は、世界自然遺産の知床をはじめ、豊かな自然環境に恵まれ、さらには
食や観光などの優れた資源の宝庫であり、潜在力と可能性を秘めた北の大地です。
こうした限りない本道の潜在力を活かし、地域に暮らす人々が、未来に夢と希望を持ち続けるこ
とができる社会を築くため、経済構造の転換や、道州制特区の推進などに取り組んでおります。
ICTは、広大な面積と数多くの過疎・山間地域などを抱える本道において、安全・安心な社会
づくりをめざすために有効な手段となることから、本道のICT化を着実に進展させることによ
り、「広大」「寒冷」といった、これまでデメリットと考えられてきたことをメリットに変え、
多様で魅力あふれる資源や地域の個性を生かし、厳しい経済・雇用情勢の改善や、安全で快適な
暮らしの実現、地域の自立と再生につなげていきたいと考えております。
さらに、札幌市をはじめ、道内180の市町村においては、開拓の歴史に根ざした生活や文化を
守りつつも、新たな価値を創造することにより、住民だけでなく国内外から訪れるお客様にとっ
ても魅力ある地域づくりを推進するため、喫緊の課題である行財政改革、少子化対策、過疎対策、
環境対策等に取り組んでいるところです。
このような情勢と北海道の特性を踏まえ、本セミナーはテーマを「ICTで描く、元気で安心安
全な地域づくり」と題し、基調講演、特別講演、パネルディスカッションを開催いたします。
本セミナーにご参加のみなさまが、地域情報化の推進に向けて、更なる住民サービスの向上、業
務の改善、地域の活性化を図るために、現在取り組まれている課題の解決に必要な情報や指針を
得て、相互の連携を深めていただく機会となれば幸甚です。
平成19年6月
全国地域情報化推進セミナー2007in北海道実行委員会
全国地域情報化推進セミナー2007in北海道
「 ICTで描く、元気で安心安全な地域づくり 」
〜プログラム〜
13:00〜 受付開始
(13:15から開会に先立ち「地域情報プラットフォーム」紹介ビデオを上映します。)
13:30 〜 13:45 |
開会 |
開会挨拶 北海道企画振興部長 佐藤 俊夫 氏 |
13:45 〜 14:45 |
基調講演 【1時間】 |
「ウェブが創る新しい郷土」 講師 評論家 丸田 一 氏 |
14:45 〜 15:15 |
特別講演 【30分】 |
「ICTを活用した電子自治体の推進」 |
15:15 〜 15:45 |
特別講演 【30分】 |
「地域情報プラットフォームの普及に向けて」 講師 総務省情報通信政策局地方情報化推進室長 植松 浩二 氏 |
15:45 〜 15:55 |
休 憩 【10分】
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15:55 〜 17:30 |
パネルディスカッション 【1時間35分】 |
コーディネーター : 北海道医療大学看護福祉学部准教授 長谷川 聡 氏 パネリスト: 炭鉱の記憶推進事業団副理事長 植村 真美 氏 パネリスト: キャストグループ代表 佐藤 治武 氏 パネリスト: 札幌南区の子育てガイド編集委員代表 古市 典子 氏 パネリスト: 都留市総務部政策形成課課長補佐 相川 泰 氏 |
17:30 〜 17:35 |
閉 会 |
閉会挨拶 札幌市市民まちづくり局長 下村 邦夫 氏 |
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17:45 〜 19:15 |
情報交流会 (2F 孔雀)
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